活動状況|第10回 物性科学領域横断研究会 - 凝縮系科学の最前線 -

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第10回 物性科学領域横断研究会 - 凝縮系科学の最前線 -

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  • 2016年12月9日(金)〜10日(土)
  • 場所:神戸大学百年記念会館 六甲ホール

2016年12月9日(金)と10日(土)の2日間にわたり、神戸大学百年記念館において第10回物性科学領域横断研究会(領域合同研究会)が開催されました。この研究会は、物性科学に関係する大型のプロジェクト間の交流を通じてシナジー効果を高めることを目的として9年前より年1回開催されています。最近は、新学術領域研究(研究領域提案型)のいくつかの領域が合同で開催しています。今回はJPhysics領域代表の私が運営委員長と会場係であったので、神戸大学で開催されました。研究会では、口頭講演とポスター講演と凝縮系科学賞表彰式・講演が行われました。小川真人神戸大学理事(研究・産学連携担当)・副学長には会議冒頭で挨拶をいただき、凝縮系科学賞授賞式には武田廣神戸大学学長にご挨拶をいただきました。

研究会には163名の参加者があり、ポスター講演は85件ありました。第11回となる凝縮系科学賞を東工大理の前田和彦准教授が受賞され、「可視光水分解を実現する新たな光触媒系の開発」という題目の受賞講演を行いました。私たちの領域からは、私が領域の活動として特に国際活動支援班の若手研究者の海外相互派遣の活動を紹介した後に、「強いスピン軌道結合がもたらす新奇超伝導」というテーマで、東北大金研の野島勉さんに「スピン軌道相互作用によって維持される強磁場中の電場誘起超伝導」というタイトルで、同じ東北大金研の青木大さんには「強磁性ウラン化合物における磁場誘起超伝導と多重揺らぎ」というタイトルでの講演がありました。今回は会議への参加者が多く、中でも若手研究者の参加が多い活気のある研究会でした。ポスター講演ではJPhysics関係の発表が多く見られ、内容についても多くの関心を引きつけていたようで、領域代表者としては大変嬉しいことでした。ポスター講演者の中から大学院生及び学位取得後5年以内の研究者に対してポスター賞の選考が行われました。ポスター賞には、以下の6名が選ばれ、受賞者は懇談会に招待され、表彰状と記念品が授与されました。

【播磨 尚朝:J-PhysicsニュースレターVol.03, 28(2017)より転載】

◎最優秀ポスター賞(1名)

 吉竹 純基(東京大院工)
  量子スピン液体の有限温度におけるダイナミクス:
  キタエフ模型の連続時間量子モンテカルロ法による研究

○優秀ポスター賞(5名)

 Cassio S. Amorim(名古屋大院工)
  Indistinguishability as non-locality constraint
 久保 徹郎(神戸大院理)
  NMR/NQR Studies on Interactions between Multipoles and
  Conduction Electrons in Pr-Based Caged Compounds
 工藤 耕司(筑波大院数理物質)
  種々の格子模型における多粒子状態のチャーン数
 渡邉 光(京都大院理)
  奇パリティ多極子秩序が誘起する電磁応答の理論的研究
 加藤 愛梨(京都大院人環)
  表面窒化LiFePO4正極の界面反応構解明

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